Vol,53「至福点」という言葉を知ってますか?
「至福点」とは、読んで字のごとく「幸福を感じるに至る点」。
食品業界の一部では、この「至福点」を利用して、「また食べたい!!」と消費者が思うような商品の開発を行っているのだとか...
疲れた時や、イライラしてしまった時、お菓子やスイーツ、ジュースを摂取すると、、、、、?
ドミノ倒しのように高血圧や糖代謝異常などが起こり、次いで動脈硬化、虚血性心疾患や脳血管障害、最終的には心不全や脳卒中、腎不全などの重大な病気が引き起こされます。これが、「メタボリックドミノ」と呼ばれる病態の連鎖であり、日本人の医師、伊藤裕氏がその概念を初めて世に示しました。
最初のドミノを倒すのは、食生活の偏りや運動不足といった生活習慣の揺らぎです、1枚目のドミノが倒れてしまうと、メタボリックドミノは一気に進みます。より上流の、できるだけ早い段階でドミノ倒しを止められれば、最下流の事態を避けることができます。まずは、生活習慣の見直しから始めましょう。
ドミノの1枚目である内臓脂肪型肥満は、悪い生活習慣から起こります。過剰な脂肪や糖質の摂取、ビタミンやミネラルの不足、お酒の飲み過ぎなどの偏った食生活、運動不足、不規則な睡眠、喫煙などの習慣を改めることが必要です。
女性の場合は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの働きが低下する50代前後にメタボリックシンドロームが急激に進むことがありますので、注意が必要です。
大阪大学の疫学調査では、肥満を発症してから約10年で、中流の高血圧や糖代謝異常となり、そこから10年で重大な病気へと変化していくことが報告されています。
GI値とは、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後血糖値の上昇度を示す指数のことです。つまりこのGI値が高い食材を食べると血糖値が急上昇し、反対に、GI値が低い食材を食べると血糖値は緩やかに上昇します。
GI値の高い食品を食べて急激に血糖値が上昇すると、膵臓からインスリンというホルモンが多く分泌されますが、このインスリンは”血糖値を下げる“という働きの他に”脂肪を作る・脂肪の分解を抑制する“という働きがあります。つまり、高GI食品を摂取し、インスリンが多く分泌されると、糖尿病だけでなく、肥満の原因にもなります。
血糖値を上げにくい食品(低GI食)には、「肉・魚などのタンパク質」「乳製品」「デンプン質以外の野菜」などが挙げられます。 逆に高GIな食品の代表はというと「炭水化物」。ご飯やパン、麺類などの主食と呼ばれる食べ物です。