
Vol,31 腸内細菌「乳酸菌」と「ビフィズス菌」
今回は整腸には欠かせない、乳酸菌とビフィズス菌です。
この2つの菌って、何がどう違うのでしょうか?
まず、乳酸菌とビフィズス菌は、同じ仲間で、広い意味では、ビフィズス菌は乳酸菌の部類に入ります。
なぜ?かと言うと、乳酸菌は、糖を食べて乳酸を産生し、ビフィズス菌も糖を食べて乳酸と酢酸を産生します。
乳酸を産生する菌の総称が「乳酸菌」ですので、2つの菌は同じ仲間とされるわけです。
それでは乳酸菌とビフィズス菌の決定的な違いは?
その①乳酸菌は、酸素があってもなくても生きていけますが、ビフィズス菌は、酸素があると生きていけません。
ですので、乳酸菌の居場所は、酸素がある小腸と酸素がない大腸の両方に住んでいますが、ビフィズス菌はというと酸素がない大腸だけなんですね。
またこの2つの菌の働きって違うのでしょうか?
実はほぼほぼ一緒です。その働きは
- 乳酸菌を産生し、酸性に方向け悪玉菌を減らします。
- 腸のぜんどう運動を促進し、整腸してくれます
- 免疫増強の効果があります。
- コレステロール値を下げてくれます
- ビタミンB群、ビタミンKを合成してくれます。
次回はこの2つの菌の決定的な違い②についてです。