Vol,32 腸内細菌「乳酸菌」と「ビフィズス菌」の違い

Vol,32 腸内細菌「乳酸菌」と「ビフィズス菌」の違い

株式会社山大商会

さて、今回は前回の続きです。

乳酸菌とビフィズス菌の決定的な違いその②です。

ビフィズス菌は酢酸を産生します。

酢酸は強烈な殺菌作用があり、悪玉菌を強力に減らしてくれます。

これにより、善玉菌が優位となり、整腸作用がさらに強力になるんです。

ということより、乳酸菌の働きで最も強力かつ期待できるのが「免疫力増強作用」

ビフィズス菌の働きで最も強力かつ期待できるのが「整腸作用」と考えられます。

すなわち、乳酸菌もビフィズス菌もどちらも摂取するのが効果的ということですね。

乳酸菌は、味噌や醤油、お酢、ぬか漬け、キムチ、納豆、チーズなどの発酵食品に豊富に含まれており摂取がしやすいのですが、ビフィズス菌は酸素がある状態では生きていけませんので、ビフィズス菌を増やすために効果的な食品を取る必要があります。

それは食物繊維やオリゴ糖を含む穀類や豆類、海藻、果物、ごぼう、玉ねぎ、はちみつ、バナナなどですが、最近では「プロバイオティクス」と呼ばれるビフィズス菌を生きたまま腸まで届けてくれる製品もでてきていますので、うまく活用していきたいですね。