Vol,37 大腸癌について
女性がかかる癌といえば、乳癌がすぐに思い浮かぶと思います。
実際、罹患者数でいえば、乳癌が最も多いのですが、死亡者数が最も多いのは大腸癌。
この40年ほどで患者数は約7倍にまで増加し、罹患者数においても乳癌に次いで第2位となっています。
その最も大きな原因は、欧米化した食事への変化です。
また、死亡者数において大腸癌が 乳癌を上回るのかというと、早期発見が難しいから。
そして「大腸癌に特徴的な症状」というものは少なく、便秘や痔と間違えやすいため、検診を受けずに、発見が遅れてしまうケースが多いようです。
ただ、大腸癌は早期に発見されれば9割以上の確率で完治し、しかも早期なら負担の軽い内視鏡治療で済みます。
国立がん研究所の発表によると、大腸癌の罹患者数は、40代から増加し始め、50代で加速し、高齢になればなるほど多くなっていきます。
2人に1人が癌になる時代。
家族を悲しませないためにも検診を欠かさず、体を大切にしてください。