Vol,39 イソフラボンについて
今回は乳癌予防の切り札、イソフラボンです。
イソフラボンといえば、女性ホルモンに似た働きをするため、乳がんの発症リスクを高めると考えてしまいますが、実は、むしろ逆。
エストロゲンが結合するレセプターに先回りして取り付き、強いエストロゲンの働きを抑えて乳がんの発生を予防したり、進行を抑えたりしてくれるのです。
国立がん研究センターによれば、40歳から59歳までの2万人の女性にアンケートをとったところ、大豆製品の摂取量が多いほど、乳がんの発症率が低かったそうです。
また欧米と比べて、乳がんの発症率が低いのは、日本人の食生活に大豆が根付いているからかもしれません。
さらに、判明している大豆の健康効果は乳がんの予防だけではありません。
・血圧の低下・美肌効果・骨粗しょう症の予防
・多くのがんによる死亡率の低下・更年期障害の症状の緩和
・脳卒中や糖尿病の予防
など驚くほど沢山の健康効果を私達にもたらしてくれます。
ぜひ、普段の食生活に大豆を取り入れて、健康的なカラダを手に入れてくださいね。